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                                   The Society for Researches on Native Livestock

在来家畜研究会のホームページへようこそ。
在来家畜研究会の活動に関する情報をお知らせしています。

お知らせtopics

日本動物遺伝育種学会・在来家畜研究会合同シンポジウム開催のご案内

 今年度のシンポジウムは、日本動物遺伝育種学会主催で「量的遺伝学の理論と実践」をテーマとして、以下のプログラムで話題提供を予定しております。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

日本動物遺伝育種学会・在来家畜研究会合同シンポジウム
 日 時:2024年9月19日(木)13:00 ~16:00
 会 場:京都大学農学部総合館 W406講義室(第?会場)
 参加費:無 料
 シンポジウムテーマ:「量的遺伝学の理論と実践」

  プログラム
   13:00 ~13:05 開会あいさつ 小野木 章雄 先生(龍谷大学)

    前半座長:小野木 章雄 先生(龍谷大学)
   13:05 ~13:30  荒川 愛作 先生(農研機構)
    「アグー集団の繁殖性の現状と改良の可能性」
     (概要) 沖縄アグー豚(以下、アグー)は、沖縄県で飼育されている豚であり、沖縄県内で700頭弱が飼養されている。商用
       の西洋系品種と比較すると、アグーの成長性や繁殖性は劣るものの、優れた肉質を持つことが知られ、現在、アグーは銘柄
       豚の一つとなっている。アグーの安定的かつ持続的な生産を続けるためには、繁殖性の向上が喫緊の課題である。ここでは、
       アグーの特徴と繁殖性の育種改良について紹介する。


   13:30 ~13:55  後藤 達彦 先生(帯広畜産大学)
    「鶏卵成分の調節に関与する遺伝子座の探索」
     (概要) チャボおよびトサジドリ家系の分離世代320個体を対象にした鶏卵成分の量的形質遺伝子座解析によって、卵黄メ
       チオニンおよび卵黄タウリン含量に関与する遺伝子座を第2および第6染色体上にそれぞれ検出した。多様な日本鶏品種をモ
       デルとした、遺伝子座マッピング研究の展望を紹介したい。


   13:55 ~14:20  細谷 将 先生(東京大学)
    「魚介類の育種と量的遺伝学」
     (概要) 天然信仰が強かった日本において養殖魚はつい最近まで雑魚扱いされていた。しかし、選抜育種されたサーモンが
       この状況を打破し、養殖魚がついに市民権を得た。その結果、国内の養殖業ブームが到来し、選抜育種への注目も大きくな
       っている。本発表では、そんな魚介類の育種研究や量的遺伝学の応用について紹介する。


   14:20 ~14:30 休 憩

    後半座長:横井 伯英 先生(京都大学)
   14:30 ~14:55  西尾 元秀 先生(農研機構)
    「黒毛和種におけるゲノム情報に基づく近交度の利用」
     (概要) これまでにゲノム情報に基づく近交度の算出法が多数提案されている。今回はこれらの算出法について解説するとと
       もに、家畜改良センターで繋養されている黒毛和種2,583頭を対象に算出した近交度の結果について紹介したい。


   14:55 ~15:20  小野木 章雄 先生(龍谷大学)
    「作物育種における予測の科学」
     (概要) 作物育種では同じ遺伝子型の個体が多数得られることが多い。そのため従来は、それらを栽培し表現型によって選
       抜することが中心で、家畜育種のような「予測して選抜する」過程がほぼ無かった。しかしゲノミック選抜の進展とともに、
       予測に基づく選抜が試されるようになってきた。ここでは昨今の作物育種におけるこの一種のパラダイムシフトを概説する。


   15:20 ~16:00 総合討論
    座長:小野木 章雄 先生、横井 伯英 先生

  問い合わせ先:
   日本動物遺伝育種学会 担当幹事 横井 伯英(京都大学農学研究科)
   E-mail: yokoi.norihide.5w#kyoto-u.ac.jp("#"を@に変換して送信ください)

 引き続き、在来家畜研究会総会を以下のように開催いたします。研究会会員はご出席ください。

在来家畜研究会総会
 日 時:2024年9月19日(木)16:10~17:00
 会 場:京都大学農学部総合館 W406講義室(第?会場)

  問い合わせ先:
   在来家畜研究会 庶務幹事 下桐 猛 (鹿児島大学農学部) 
   E-mail: simogiri#agri.kagoshima-u.ac.jp("#"を@に変換して送信ください)
   Tel: 099-285-8588



写真記録データベースの公開

 2017年7月20日よりアジア在来家畜の写真記録データベースを公開しました。写真記録データベースのサイトからリンクしています。





新着情報news

2023年9月18日
2022年度日本動物遺伝育種学会・在来家畜研究会合同シンポジウムを帯広畜産大学で開催しました。
シンポジウムテーマ:遊牧,放牧で人と暮らしてきたウマ,ウシ,ヒツジたち
「【ウマ】Y染色体のハプロタイプから明らかとされたアジア在来馬の遺伝的特性」(岡山理科大学 教授・国枝 哲夫先生)
「【ウマ】ウマの家畜化と人との関わり −馴らしとストレス」(東京農業大学 教授・木村 李花子先生)
「【ヒツジ】ヒツジの家畜化,品種分化とアジアへの伝搬拡散」(名古屋大学大学院 助教・山縣 高宏先生)
「【ウシ】東アジア北方系ウシBos taurusの遺伝構造解析と伝播経路の推定」(神戸大学大学院 教授・万年 英之先生)
2023年9月1日
在来家畜研究会報告第31号を刊行しました。
2021年3月31日
2020年度日本動物遺伝育種学会・在来家畜研究会合同シンポジウムをオンラインで開催しました。
シンポジウムテーマ:近年における在来家畜・海外学術調査の概要報告と研究成果
「フィリピン・インドネシア島嶼における在来家畜の遺伝学的調査研究」(神戸大学大学院 教授・万年 英之先生)
「中央アジアにおける在来家畜とその近縁種の遺伝資源学的調査研究」(広島大学大学院 教授・西堀 正英先生)
「アジア山岳地帯における在来家畜に関する調査研究」(岡山理科大学 教授・国枝 哲夫先生)
2021年3月20日
在来家畜研究会報告第30号を刊行しました。
2020年8月7日
「アジアの在来家畜-写真からみえる半世紀の記録」を発行しました。
2019年4月15日
在来家畜研究会報告第29号を刊行しました。
2019年3月27日
2018年度日本動物遺伝育種学会・在来家畜研究会合同シンポジウムを麻布大学で開催しました。
シンポジウムテーマ:日本のブタ 〜在来家畜の視点から(亥年を迎えて)〜
「琉球豚アグーに関する話題」(沖縄こどもの国 園長・高田 勝先生)
「鹿児島県奄美地方の島豚について」(鹿児島大学 准教授・下桐 猛先生)
「DNA解析から見た琉球豚アグーの特徴」(東京農業大学 教授・野村こう先生)
2018年3月27日
2017年度日本動物遺伝育種学会・在来家畜研究会合同シンポジウムを東京大学農学部で開催しました。
シンポジウムテーマ:ネコとイヌの遺伝学 〜フィールド調査からゲノム解析まで〜
「日本の feral cats の系譜と繁殖構造」(京都大学 名誉教授・野澤 謙先生)
「イヌとネコのゲノム研究」(東京大学 准教授・渡邊 学先生)
「イヌの行動遺伝学」(東京大学 教授・武内ゆかり先生)
2017年3月31日
在来家畜研究会報告第28号を刊行しました。
2017年3月27日
2016年度日本動物遺伝育種学会・在来家畜研究会合同シンポジウムを神戸大学で開催しました。
シンポジウムテーマ:アジアの在来家畜研究最前線〜イノシシ・ブタを例にして,分子系統,古代DNA,文化人類学的視点から〜
「アジアにおけるイノシシ、ブタについての概要」(東京農業大学 教授・黒澤弥悦先生)
「ベトナムにおけるブタ資源の保全と活用について ~SATREPSの取り組み~」((独)農業生物資源研究所 上級研究員・菊地和弘先生)
「先史時代の琉球列島へイノシシ・ブタは運搬されたのか?:遺跡出土・現生資料のDNA解析」(山梨大学医学部 助教・高橋遼平先生)
「イノシシ,ブタの文化人類学的研究」(国立民族博物館 教授・池谷和信先生)
2016年3月27日
2015年度日本動物遺伝育種学会・在来家畜研究会合同シンポジウムを日本獣医生命科学大学で開催しました。
シンポジウムテーマ:在来家畜・野生動物における海外遺伝学調査は今!
「Kazakhstan在来家畜とその近縁野生種の遺伝学的調査」(広島大学大学院生物圏科学研究科 准教授・西堀正英 他)
「Myanmar, LaosおよびVietnamの在来家畜の遺伝学的調査」(岡山大学大院環境生命科学研究科 教授・国枝哲夫先生)
「アフリカ・マダガスカルにおける野生哺乳動物の遺伝学的研究」(中国 復旦大学生命科学院 准教授・米澤隆弘先生)
2015年3月27日
2014年度日本動物遺伝育種学会・在来家畜研究会合同シンポジウムを宇都宮大学で開催しました。
シンポジウムテーマ:在来生物の研究に対する系統、進化、生物多様性
 系統・進化「多様性を目で見ること:分類と系統への情報可視化アプローチ」((独)農業技術研究所/東京大学大学院農学生命科学研究科 教授・三中信宏先生)
 植物の生物多様性「植物の外見では区別できない別の種(隠蔽種)〜隠れた種多様性〜」(首都大学東京大学院理工学研究科/牧野標本館 教授・村上哲明先生)
 淡水魚の生物多様性「日本のコイ:DNAデータが語るその起源」(東京大学大気海洋研究所 助教・馬淵浩司先生)
2015年1月30日
在来家畜研究会報告第27号を刊行しました。
2014年3月26日
2013年度日本動物遺伝育種学会・在来家畜研究会合同シンポジウムをつくば国際会議場で開催しました。
シンポジウムテーマ:在来家畜研究と名古屋議定書の運用
 ラオスにおける在来牛を用いた家畜改良−JICA専門家としての体験報告−(ヤマザキ学園大学動物看護学部 教授・天野 卓先生)
 名古屋議定書の国内措置に関する現状(国立遺伝学研究所知財室・広報室 室長・鈴木睦昭先生)
2014年3月14日
在来家畜研究会のホームページを立ち上げました。

在来家畜研究会

会長:万年 英之
〒657-8501
神戸市灘区六甲台町1-1 神戸大学大学院農学研究科

TEL 078-803-5803
E-mail: mannen#kobe-u.ac.jp
("#"を@に変換してください)



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